リベラルヒルズゴルフクラブ 《18ホール 福島県》
(株)アコーディア・ゴルフは、平成23年3月以降閉鎖している同GCについて、平成29年5月16日で「ゴルフクラブ廃止」を決め会員に案内したことが分かった。
同社によると、会員権には預託金ありとなしの2種類があり、預託金ありの会員権は旧・(株)福島富岡GC(現在は(株)アコーディアAH01に合併)の民事再生計画に基づき旧預託金の2%を弁済する。その弁済は7月末まで申し込みを受付け、申し込みがあった翌月の月末に一括弁済する。また預託金あり、なしに関わらず、すべての会員にアコーディアグループのゴルフ場(7コース)から希望するゴルフ場に一代限りで会員登録できる権利を付与するという。登録にあたっても手数料は無料としており、年会費は月割りで支払うこととしている。
対象の7コースは、おおさとGC(宮城)、小名浜オーシャンH&GC(福島)、水戸GC(茨城)、喜連川CC(栃木)、関東国際CC(同)、ヴィレッジ東軽井沢GC(群馬)、関越ハイランドGC(同)。
リベラルヒルズGCの会員はコース閉鎖後に前記の一部コースで会員料金にて利用できていたが、転籍可能コースは同グループ運営コースから幅広く選択している。
同GCは福島第一原発から20キロ圏内にあり、かつての居住制限区域(以前は警戒区域)等にも該当していた。すでにそれら規制は解除されているが、アコーディアがクラブ廃止を決めた理由は、平成23年3月の大震災と福島原発事故以降コースを閉鎖していたことからコースの荒廃が激しく、復旧できたとしても利用客が見込めないとの判断だったという。閉鎖期間中は東電から休業や風評被害の補償金を受け取っていた。跡地は太陽光発電の案もあるようだが未定という。現会員数は約800名。 イーグルゴルフ