株式会社 アコーディア・ゴルフ
投資ファンドの(株)MBKP Resortによる、(株)アコーディア・ゴルフ株式の公開買い付け(TOB)が1月19日に成立した。
MBKPはアコーディアの普通株式1株を1,210円で買い付けると表明し、昨年11月30日から今年1月18日までTOBを実施。これに賛同を表明していたレノなど上位株主グループが応じた。19日に発表されたTOB応募株式総数は、6,287万6,737株で、MBKPからは買付予定数の下限(4,700万3,100株)に達したため、その全てを1月25日付けで取得することとなったという。株式保有割合は89.18%となり、MBKP系でアコーディアの株式を引き受ける2社がそれぞれアコーディアの親会社になることも発表した。また、90%に満たなかったため、昨年12月26日に発表していた未応募株式の買い取りも行う。
今年1月26日を基準日として今年2月下旬に開催する臨時株主総会で単元株を変更し、TOBに未応募だった株式を1,210円で買い取り、アコーディアを完全子会社とする。これにより、アコーディアは3月にも上場廃止となる見込みだ。
アコーディアは、アセットライト化で保有ゴルフ場は42コースに減少したものの、アコーディア・ゴルフトラストからの運営受諾を含め国内130コース超を運営するなど業界の運営ゴルフ場シェアは平和傘下のPGMグループに匹敵する規模。再上場の際、新たなスポンサーが現われるのか、他のグループがスポンサーとして手を挙げるのかどうかも注目されている。
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