霞ヶ関カンツリー倶楽部 《36ホール 埼玉県》
一般社団法人霞ヶ関カンツリー倶楽部は、5月8日に開いた理事会で女性3名を正会員として承認したことを明らかにした。同倶楽部は40年以上前には女性正会員も在籍していたようだがその後、規約の「細則」の一部で、正会員については「理事会の定める一定の年齢に達した男子とする」と定めたことから女性が正会員になれなかった。ただし、同倶楽部(東コース)が2020年東京オリンピックのゴルフ会場と決まった後、昨年の年明けからこの女性問題を疑問視する意見が出て同倶楽部では昨年3月20日に臨時理事会を開き、女性の正会員を認める規約変更を決議。この決断には、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、日本オリンピック委員会からも歓迎のコメントを発表していた。
同倶楽部で正会員になるには週日会員としての在籍経験を経る必要があり、毎年3月に1度週日会員から正会員への転籍希望を受け付けていた、今回は転籍希望があった週日会員のうち女性3名を含む30数名が正会員として承認されたという。月例競技など特定の日曜日は、正会員でなければプレーできなかったことから「女性は日曜日にプレーできない」との誤解も受けていたが、性別で制限されることはなくなった。会員の中には外部からの意見で倶楽部規約を変更することに抵抗もあったようだが、多くは「時代の流れ」として受け止めているようだ。ちなみに、東コース(18ホール)で開催される東京オリンピックゴルフ競技の日程は2020年7月30日から8月2日(日)が男子、8月5日から8日(土)が女子の予定。その東コースは、一昨年10月から1年間コースをクローズして改造工事を行っている。今年の日本ジュニア選手権(8月15日~17日)は男子が西コース、女子が東コースでの開催となっている。 イーグルゴルフ